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ある50代の転職

私にはただの同じ職場の人だったが、彼は50代の転職にチャレンジした。
お金が貯まったからのか、逆にお金が必要だったからなのか、自分のやりたかった喫茶店を郊外でオープンさせた。
開店間もなく彼の店を訪れたが、驚いたことに同じ人物とは思えないぐらい輝いていた。

前職ではいつも怪訝な顔をして、彼を知らない若い子達は彼に話しかけようとはしないぐらい、取っつきにくい感じの人だった。そんな彼が上司に責められることなく、自由気ままなやりたかった職業についただけで、なんとも幸せそうな顔をして働いていた。

「全然儲からん」といいながら何故か嬉しそうだった。
50代の転職はかなりの勇気が必要だったはずだ。でも転職したからには後戻りできない。

でも彼はどんなに苦労しても前職には戻らないだろう。そんな気がする。
ある統計によると50代の転職率は下がっても独立率は30代などと変わらないらしい。夢描くのに年齢は関係ない。何がきっかけで彼が転職したのか分からないが、彼の人生の中できっかけが生まれたことが素晴らしい。

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